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Sportster GT & Tributo Ferrari 224 | インプレッション 【G-TECH JAPAN】
実はオレ、今年のスーパー耐久レースに参戦することになったんだ! もちろんドライバーとして。今回は、そのチームとなる「G-TECH」のクルマを紹介させてもらおうってわけ。

G-TECH(ジーテック)はフィアットアバルトをチューニングするドイツの自動車メーカー。ドイツ国内で登録されているフィアットアバルトの約30%は、G-TECHのパフォーマンスキットがインストールされているほどメジャーなメーカーなのだ。今回乗った2台のうちの黄色い車体は、フィアット500をベースにしたG-TECHが開発したパーツが多数インストールされたコンプリートモデル「スポーツスターGT」。赤い車体はフェラーリの名を冠したトリビュートフェラーリにG-TECHのコンプリートエンジンが搭載されたモノ。

Sportster GT
スポーツスターの特徴は、オリジナルよりも100mm低くなったチョップドルーフ。ただ単純にカットしたわけじゃなくて、一度全てのパーツを取り除きホワイトボディの状態にしてから製作しているこだわりよう。ルーフが低くなったぶんフロントガラスはかなり寝た状態で取り付けられているから空力性能が向上。さらにロールセンターも低くなり、旋回能力が格段に上がっている。

このスポーツスターGTは、ドイツ国内では公認車両として認可も取得しているから、フィアットやアバルトというメーカー名でなく「G-TECHスポーツスターGT」というメーカー名で登録される。

オリジナルより軽量かつパワフルなスポーツスターGTをサーキット、東名高速、首都高速、一般道の4つのフィールドでインプレッションした。車重に対してエンジンパワーがあるから、ゼロ発進加速ではモノ凄いトルクステアで、アクセルをラフに扱うとコントロールするのが難しいほどのパフォーマンス。スタイルに似合わない暴力的な加速感がたまらない。
標準装着されているタイヤはラジアルだけど、Sタイヤ並みのグリップ感があり、サーキットにおいても高いコーナリング性能をみせる。エンジンのパフォーマンスに対してブレーキにも手が加えられているからフェードすることなく周回を重ねることが可能。初期タッチmおよくてコントロール性にも優れている。

また、マニュアルトランスミッションの5速がロングギアに変更されていて、長い直線が続く高速道路ではラクに高速巡航が可能だ。コンパクトなスタイリングだから、わりと後続車にあおられることがあるんだけど、5速100km/hくらいからアクセルを開ければ凄い加速をみせて後続車をアッという間に置き去りにできるのが魅力だ。
Tributo Ferrari 224
そしてフェラーリの名を冠したトリビュートフェラーリ。さすがフェラーリの名前が付いているだけあって、パドルシフトのフィーリングは最高。ノーマルでもスポーティなフィーリングのトリビュートフェラーリに、スポーツスターGTと同じ224馬力を発生するG-TECHのコンプリートエンジンが搭載されている。
ノーマルと比較すると加速がまったく違う。トランスミッションの繋がりもいいからアクセルを踏み込めば軽快な加速をみせる。ノーマルよりも40馬力以上アップされたエンジンが搭載されていると、高速道路や市街地でストレスなく運転することができる。

2台とも燃費がよくて速い、とっても優秀なクルマだ。チューニングされていると壊れるんじゃない? と思っている方もいると思うけど、G-TECHのパーツはロングドライブテストを重ねて製作されているから信頼性がとても高く、お薦め! オレがG-TECHでレースに出るのも、この信頼性の高さによるところが大きい。今回はここまで。今年もヨロシク!
written by 武井寛史 氏